研究例会開催のお知らせ:「三島由紀夫のブラジル体験」
quarta-feira, 08 de fevereiro de 2017

三島由紀夫は1951年12月から翌年5月にかけて行った世界旅行の途次、ブラジルを訪れました。彼はリオ、サンパウロ、リンスに滞在したのちリオを再訪し、カーニバルに参加しています。この旅行を題材に三島は「アポロの杯」という紀行文を書きましたが、ことブラジルに関する描写は抽象的で謎めいていると言われています。そこで今回の研究例会では、三島がブラジルで見たけれども書かなかったことはなにか、という観点から、三島由紀夫を研究してこられた杉山教授にその謎を解き明かしていただきます。


研究例会
「三島由紀夫のブラジル体験」
講師 杉山欣也氏(金沢大学教授)
日時 2017年2月16日(木)18時30分より
場所 ブラジル日本文化福祉協会  5階 県連会議室


杉山欣也氏プロフィール
1968年静岡県生。金沢大学卒業後、筑波大学大学院修了(博士)。現在、金沢大学教授。2016年6月よりサンパウロ大学客員教授としてブラジル滞在。三島由紀夫をはじめ、ブラジルを旅した作家たちの足跡と作品を研究。著書に『「三島由紀夫」の誕生』(2008, 翰林書房)、共著に『文学海を渡る 〈越境〉と〈変容〉の新展開』(2016, 三弥井書店)、『改造社のメディア戦略』(2013, 双文社出版)等。


サンパウロ人文科学研究所 Centro de Estudos Nipo-Brasileiros